頒布を受けるには

故澤登春雄氏が作出した葡萄品種(日本葡萄愛好会の登録品種?と推奨品種参照)を栽培するには、まず日本葡萄愛好会の会員になることが必要です(会員項目をご参照下さい)。

育種と苗木の生産は、東京国立の澤登春雄氏が創設し、会員の研修なども手掛けてきた農業科学化研究所が行っており、毎年、2月の総会時に当該年度の生産苗木が申込書を兼ねた一覧で会員に配布されます。

総会に出席できなかった会員には、事前に総会案内といっしょに配布されます。希望品種と希望予約本数を申込書で事務局に連絡し、配布場所や日時を調整のうえ、苗の移動が可能となる4月中旬以降、配送されます。苗木の代金は、育種協力金として1本2000円です。

農業科学化研究所(所長……)
東京都国立市2-29-60
☎042-572-0430
FAX 042-574-2456

育種保護と念書

故澤登春雄氏が育種育成した品種の苗木生産及び新品種の育成を行っている農業科学化研究所は、日本葡萄愛好会を窓口として栽培希望を募り会員に苗木を配布し、品種の特性を全国調査するために栽培を委託しています。?

2002年(平成14年)、日本葡萄愛好会は配布の対象となるすべての会員に、育種育成者保護という立場から念書の提出を依頼しました。それまでは、会の永代名誉会長となった故澤登春雄氏の好意により、原則として日本葡萄愛好会の会員だけが新品種の配布を受け、試作してきました。
この体制を維持するために、2001(平成13)年12月18日の役員会で検討され、会員全員による念書の提出が決定されました。

 

念 書

私は、日本葡萄愛顧会の会則に基づき、新品種育種育成者保護の立場にたって次の4項目をここに誓います。

1.農業科学研究所前所長故潭登晴雄氏の育種育成したブドウの品種又、種育成中の品種のすべてを、農業科学化研究所所長の許可なく増殖、譲渡しないこと。
2.農業科学化研究所所長より、穂木の返還を求められた場合はこれに応じること。
3.これらの品種の剪定後の枝はすべて、速やかに焼却処分又は、細かくチップ化すること。
4.この念書は、故潭登晴雄氏育種育成品種が、私の手元に届いたときにさかのぼって有効なこと。

以上のことに反した場合は、日本葡萄愛好会の会則に基づき理事会決定の処分を受け入れることを約束します。

日本葡萄愛好会理事長殿
農業科学化研究所所長殿

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